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伐採
えのもと椎茸園では、原木しいたけの原木は、
大分県で所有してる山林のクヌギの木を使用しています。
これが、一番の重労働で、秋頃の1回目は、チェーンソーで伐採します。伐採したクヌギは、すぐに運搬するととても重たいので、年明けまで乾燥させます。
年明け2回目は、長いクヌギを、シイタケ栽培用にカットします。同じことの繰り返しで、油断をすると、チェーンソーでケガをします。
いよいよ3回目に運搬です。トラックで大分県から福岡県まで約120キロ運搬します。







種菌接種
種菌には、原木一本ずつ丁寧にドリルで一定の間隔で原木に穴を開け、穴が乾く前に駒打ち(駒木を穴に打ち込む)をします。種菌の接種量を多くすると菌糸体の蔓延が早くなり、子実体(椎茸)の発生までの期間を短くすることが出来ます。
穴をあけては、種菌を金づちで打ち付けます。数千回単位で、手作業で打ち込みます。とても地味で、とても大変です。

伏せ込み(菌糸体が原木に蔓延)
駒打ちをした原木は1年以上伏せ込み(寝かせる)をして、菌が原木に行き渡るようにします。菌が行き渡ると、原木の皮の下が白くなってきます。
発生 収穫
原木椎茸は、原木に十分に菌糸が蔓延し適した湿度条件が続くと発生します。
通常は、種付けの翌年秋から発生します。クヌギの原木は、3年程度継続し収穫できますが、原木の栄養素が減ってきて、年々生産量も減少します。3年以上継続して使用した原木は、栄養素がなくなり、手で砕け散るほどにパサパサに砕け朽ちてしまいます。
しかし、クヌギの木はまだ活躍の場があります。この朽ちた木くずは、畑の堆肥として活用されます。また、カブトムシの住みかとして最適で、カブトムシの幼虫はこの朽ちた木を食べて、大きく成長します。白くて大きな幼虫がゴロゴロ出てくると、びっくりします。


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